Bubbleの「Issue Checker」は、アプリの問題を特定し、修正をサポートするツールです。Bubbleは、開発中に自動的にエラーや不整合をチェックし、Issue Checkerツール内に結果をリストアップします。本記事では、Issue Checkerの機能と活用方法について解説します。
Issue Checkerへのアクセス方法
Issue Checkerは、Bubbleのツールバーにある「Issue Counter(問題カウンター)」をクリックすることでアクセスできます。

- 問題が検出されている場合のみ、カウンターが赤字で表示されます。
- エラーがない場合、カウンターは黒字になります。
- カウンターをクリックすると、アプリ内の問題一覧が表示され、各問題の詳細や修正方法を確認できます。
Issue Checkerの仕組み
Issue Checkerは、アプリ内のさまざまな問題を自動的に監視し、リアルタイムで通知します。

- 検出可能な問題の例
- 不正なワークフローアクション
- 欠損しているデータソース
- 不正なダイナミック式(例:テキスト要素に文字列以外の値を返す式を設定した場合)
- 動的なエラー検出
- 開発を進める中で、Issue Checkerは新しい問題をリアルタイムで検出・表示します。
- 問題が解決されると、リストから自動的に削除されます。
- 注意点
- 計算処理や依存関係が複雑なエラーは、検出に時間がかかることがあります。
- 特定のページでのみ発生する問題は、該当ページをエディターで開かないと表示されない場合があります。
- 本番環境にデプロイする前に、すべてのページをチェックして、未検出の問題がないか確認することが重要です。
- デプロイの制限
- 問題がある場合、アプリをLive環境にデプロイすることはできません。
- 開発中は常にIssue Checkerの数を最小限に抑え、可能であればゼロにすることを推奨します。
Issue Checkerの無効化
Issue Checkerは、BubbleエディターのURLに特定のパラメータを追加することで無効化できます。
&issues_off=true
エディターの完全な URL は次のようになります。
https://bubble.io/page?type=page&name=index&id=my-bubble-application&tab=tabs-2&issues_off=true
- 注意点
- Issue Checkerの無効化は推奨されません。
- 無効化すると、問題がある状態でもアプリをデプロイできるようになり、Live環境でアプリが正常に動作しなくなる可能性があります。
- アプリの品質を保つため、常にIssue Checkerを有効にしておくことが望ましいです。
まとめ
BubbleのIssue Checkerは、アプリのエラーを素早く特定し、修正を支援する強力なツールです。問題をリアルタイムで監視し、修正が完了すると自動的にリストから削除されます。エディターで特定のページを開かないと検出されない問題もあるため、デプロイ前にはアプリ全体をしっかり確認することが重要です。また、Issue Checkerを無効化することも可能ですが、開発の品質を保つため、常に有効にしておくことを推奨します。