Bubbleエディターには、「Search Tool(検索ツール)」が備わっており、エディター内のさまざまなオブジェクトを素早く検索できます。本記事では、Search Tool の機能と使い方について詳しく解説します。
Accessing the search tool(検索ツールへのアクセス)

検索ツールは、Bubbleのツールバーにある「虫眼鏡のアイコン」をクリックすることでアクセスできます。このツールを使うと、エディター内のさまざまなオブジェクト(要素、データ型、アクションなど)を検索できます。
なお、アプリのデータベースを検索する「Do a search for」機能とは異なります。データの検索については、別記事「Finding Data」を参照してください。
Search by type(タイプ別検索)

検索ツールでは、検索したいオブジェクトの種類を指定することで、特定のフィルターを適用できます。
- 例えば、特定のアクションを検索したい場合は、「Search by」フィールドで「Action type」を選択します。
- すると、Bubbleが利用可能なアクションの一覧を表示し、目的のアクションを簡単に見つけることができます。
- 検索結果のリストで任意の項目をクリックすると、そのオブジェクトがエディター内でハイライトされ、該当部分に直接移動できます。
Contains text(テキストを含む検索)

「Contains text」機能を利用すると、検索対象のオブジェクト内に含まれるテキストを検索できます。
この機能は、メインオブジェクトだけでなく、サブオブジェクトのテキストも対象に含めるため、より柔軟な検索が可能です。
例
例えば、以下のようなワークフローがあったとします。
- イベント:ボタンのクリック(“An element is clicked”)
- アクション:データの変更(ラベル「Save average score」を設定)
この場合、
- 「Search by」フィールドで「Event type」を選択
- 「An element is clicked」イベントを指定
- 「Contains text」フィールドに「average」と入力
すると、検索ツールは「average」という文字列を含むアクションを持つワークフローを見つけ出します。このように、イベント名や説明だけでなく、その内部にあるアクションのラベルやデータも検索対象に含まれます。
Searches and performance(検索のパフォーマンス)
アプリが大規模になると、検索ツールが膨大なデータを処理する必要があり、検索に時間がかかる場合があります。
- より速く検索結果を得るためには、検索範囲を「現在のページ」に限定すると効果的です。
- 特定のオブジェクトタイプ(例:アクション、データ型)を指定することで、検索結果を絞り込み、スムーズに目的の情報を取得できます。
まとめ
Bubbleの検索ツールを活用することで、エディター内の要素やワークフローを素早く見つけることができます。特に、「Search by type」や「Contains text」機能を適切に活用することで、効率的な開発が可能になります。大規模なアプリを開発する際は、検索範囲を絞ることでパフォーマンスの最適化も図りましょう。